こんにちは甲府の相続遺言相談ブログです。久々の更新ですね!!今回は43条但し書き道路に接道している不動産を相続する場合の注意点について書いていきたいと思います。

不動産の価値と接道道路

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一般的に不動産の価値は接道している道路によって大きく左右されます。接道している道路に問題のない不動産(例えば建築基準法42条1項道路に接道している不動産)を相続する場合は固定資産税路線価や相続路線価よりも高額で売買されることが多いですし換金性も高いです。しかし、43条但し書き道路や42条2項道路に接している不動産は相続路線価や固定資産税路線価よりも実際の市場で売買される金額が安いことも多々あります。

遺産分割協議などで固定資産税評価額が高いからといって43条但し書き道路に接道した不動産を取得してしまうと後々、売却時に苦労する可能性が高くなり、思ったよりも高額で売れないという事態に陥る可能性があります。

東京などの場合は43条但し書き道路に接道した不動産でも高額で売ることができますが、山梨では車社会のため車が進入できないような道路に接道している不動産の価値は極端に落ちてしまうので注意が必要です。今回の記事が甲府市や甲斐市など山梨県での相続遺言手続きの参考になりましたら幸いです(^^)